●ファンが増える!男性向けワイシャツの色選び
カラーコンサルタントの三浦まゆみです。今回は男性の皆さまに向けて「ファンが増えるワイシャツのカラー選び」についてご紹介していきます。
普段は「とりあえず白」「無難に水色」といった感じで、なにげなくワイシャツの色を選んでいる方も多いのではないでしょうか?
でも、そのワイシャツの色にちょっとこだわるだけで、あなたのファンが増えて契約の成約率が上がったり、部下の信頼を得られたりするとしたら、試してみたいと思いませんか?
そして、女性は意外に男性のネクタイだけではなくシャツにも注目していますので、ぜひ「センスいいですね!」と言われるようなワイシャツの色選びを意識してみてほしいです。
ご興味ある方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
嫌われたくないなら白シャツ
今の時代はカラーシャツもスタンダードになりましたが、戦後はビジネスマンのシャツの色と言えば「白」が定番でした。
高度経済成長期の営業スタイルは、商品をたくさん売るためには、不特定多数の人にたくさん会うこと、つまり数で勝負していた時代。
当時は「どんなお客様にも嫌われない色。無難な色」としての白がベストチョイス!男性のワイシャツに限らず女性でも「着る色に迷ったら白を着る」「白は万人受けする」と覚えておくとよいですね。
白は日本人の「嗜好色ベスト3」の中にも入っています(嗜好色=好まれる色のこと)。
好かれたいならカラーシャツ
ビジネス仕様のカラーシャツが流行りだしたのは、1960年代後半にピーコック革命が起こってから。
日本で「男性もカラフルな色を着よう!」というブームが起こったのを、雄のクジャクの羽がカラフルなことから「ピーコック革命」と名付けられました。
戦後と比べると今は商品も情報も溢れているので、営業マンが不特定多数の人に会えば会うほど商品が売れる時代ではなくなりました。
ですので、飛び込み営業をするのではなく、例えば、「年収が600万円以上の40歳以上の男性」など、ターゲットを絞ってその人に合うセールスをしないと多岐に渡るお客様のニーズに応えられず、商品が売れません。
そうなると、嫌われない白のワイシャツよりも、むしろ絞ったターゲットにだけ積極的に好かれるカラーのワイシャツの方がベストチョイスになるワケです。
デキる営業マンの色選びの秘訣とは?
タイトルに営業マンと書きましたが、営業担当でなくても人と接する仕事をしている男性には、ぜひお客様に合わせてカラーシャツを選んでもらいたいです。
例えば、女性のお客様に対してソフトで細やかな気配りができそうな印象に見せたいなら、ピンクのワイシャツや淡いラベンダー色のワイシャツがお勧めです。
「え?ピンクのワイシャツなんて選んだことがないのですが…」とおっしゃる方も多いですが、ピンクには顔色をよく見せる効果もあるのでぜひトライしていただきたいです!
そうそう、以前、JT(日本たばこ産業株式会社)の部長さんとカラー調査でお仕事をさせていただいたことがあるのですが、その方にパーソナルカラー診断でお似合いになるピンクをお勧めしたところ、すっかり気に入られて。
部署で「金曜日は桃の日!」と勝手に決めて、部下の方に「全員ピンクのシャツを着てくるように!」とルールをつくっていらっしゃいました(笑)
ちょっと強引ではありますが、その日はオフィスでピンクのワイシャツがあちこちで見られると思うと、優しい印象の人が増えるのでふんわりした気持ちになって社内が明るくなりそうですね!
また、年上のお客様に対して親しみやすく明るい印象に見せたいならクリーム色のシャツを。
女性も年上の知的な男性に会うときはお勧め!子どものような無邪気さ、かわいさを感じてもらえます。
リーダーシップのある経営者に対して爽やかさと理知的な印象を与え、かつサポート役にまわりたいなら、あまり自己主張しない寒色系の水色を選んでみてくださいね!
ということで、「嫌われたくない、万人受けを狙う」なら白シャツ、「好かれたい」なら相手に合わせたカラーシャツを選ぶのがGOODです!
色には心理的な作用があり、何色を選ぶかで相手に与える印象がかなり違います。
色彩心理効果を知ることで、お客様の心をグッとつかむことができ、戦略的にカラーコーディネートできるようになります。
あなたのファンを増やすために、ぜひ色の効果を上手に活用してくださいね!
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