インテリア・建築カラーコーディネート「ピンク」の効果とは?

建築・塗装カラー

●インテリア・建築カラーコーディネート「ピンク」の効果とは?

カラーコンサルタントの三浦まゆみです。今回はインテリア・建築カラーコーディネートでのピンクの効果を解説します。

赤に白をたっぷり混ぜた、優しいピンク。「誰かのために何かしてあげたい」という優しい思いやりにあふれているときに気になる色と言われます。

女性らしい、かわいらしい性格の方にも好まれる色。ピンクが好きな方には、その可愛さを褒めてあげるとさらにHappyになってもらえます。

ピンクは女性ホルモンの分泌を促し、美肌やハリのある髪をつくる色でもあるので、メイクをするときのパウダールームや寝室などに使うと女性の美しさを引き出してくれます。

また、高齢の方の部屋にも淡いピンクがお勧め。ピンクは顔色をよく見せる色でもあり、赤ほど刺激を与えすぎずに血流をよくし、栄養や酸素を体全体に運んでくれるので、脳の健康にもつながり、若返りを促します。

イライラしている時には、ピンクを近くに置くと優しい気持ちを取り戻すこともできますので、ピンクの花を飾ったり、小さな絵を壁にかけたりして取り入れてみてください。ピンクのハートモチーフのアイテムは愛にめぐまれると言われているので恋愛力アップにも最適です。

ちなみに、風水的には、ローズピンクは恋愛運アップ、コーラルピンクは結婚アップに効くそうです。

建築の塗装カラーで使うと、柔らかく親しみやすい印象を表現できます。ただし、ピンクという色はかなり幅があるので、ちょっとした色みの違いやトーンの違いで印象が変わるので、色の特徴をつかんで適材適所で使いましょう。

●ローズピンク(紫みのピンク)

あまり鮮やかな色だと、周辺の木々の緑とケンカします。元々、自然の緑というのは黄みがかった色が多いので、紫みのピンクとはなじみにくいのです。

その場合は、少しグレーを足してくすんだパステルピンクにしたり、ベージュに近いようなピンクにしたり、オールドローズと言われる濃いめの大人ピンクにすると調和させやすいです。

ブラウンと組み合わせる場合には、少し赤みのココアブラウンと相性がよいです。あまり黄みの強いブラウンと組み合わせると、やや違和感があるので調和させたい、統一感を出したいというときには注意が必要です。

●コーラルピンク(黄みのピンク)

黄みがかった暖かみのあるピンクなので、比較的、木々の緑とも調和しやすいですが、それでも鮮やかすぎると周辺との調和が難しくなります。

淡いコーラルピンク、もしくはやはりベージュやブラウンに近いようなピンクの方が塗装カラーとしては使いやすいでしょう。

黄みの強いコーラルピンクの場合は、グレーとなじみにくいので、ベージュ、もしくはブラウンの方が相性がよいです。

もしグレーと配色する場合は、無機質なグレーやブルーっぽいグレーではなく、一滴黄みを混ぜたようなグレージュのような温かみを感じさせるグレーと組み合わせると調和しやすくなります。

●株式会社ブライトプラスでは、建築(塗装)・インテリアのカラーコーディネートのコンサルティングを行っております。

一般住宅、マンション、クリニックなどの外壁塗装やインテリアカラーの提案実績もありますので、詳細は【建築(塗装)インテリアのカラーコーディネートのご案内】をご覧ください。

著作者:vecstock/出典:Freepik

三浦 まゆみ

三浦 まゆみ

株式会社ブライトプラス代表。カラーコンサルタント&スクールプロデューサー。 カラー業界歴25年、パーソナルカラー診断数6000名以上、カラーのプロ育成数300名以上。ファッション・建築・商品企画などのカラーコーディネートを担当。また、企業、大学、専門学校など250以上の講座を企画した実績をもとにセミナー構築コンサルティングも行う。

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