インテリア・建築カラーコーディネート「パステルカラー」の効果とは?

建築・塗装カラー

●インテリア・建築カラーコーディネート「パステルカラー」の効果とは?

カラーコンサルタントの三浦まゆみです。今回はインテリア・建築カラーコーディネートでのパステルカラーの効果を解説します。

ビビッドカラーにたっぷりと白を混ぜてつくられたパステルカラー。明るい色なので、気持ちが明るく元気で解放的な気分のときに気になる色です。

人間の筋肉の緊張度を表す「ライト・トーナス値」という数値で測るとパステルカラーは筋肉を緩める色。緊張を解きリラックスさせる色の代表格です。

白木の床や家具を使ったリビングのカーテンやソファーをパステルカラーにすれば、空間全体が優しくまとまり初め来たお客様も即くつろげる雰囲気に。

ダークな床や家具に合わせると、明暗のコントラストがついてモダンな雰囲気に。

バス・トイレ関連のサニタリー空間は、直接肌に触れるので柔らかさを感じるパステルカラーを使うと抵抗感がなく、狭い空間を広く見せることもできます。

建築の塗装カラーで使うと、明るく軽やかで多くの人に受け入れられやすい印象を演出できます。

ただし、湿度の高い日本の気候の中では明るくクリアなパステルカラーは、少々派手に感じる場合があります。湿度が高いと色がややくすんでみえるので、クリアな色が浮いて見えることがあるのです。

ひとつ間違えると、ディズニーランドの「イッツ・ア・スモールワールド」の建物やサンリオピューロランドのような、幼く可愛らしいメルヘンなイメージになってしまい、ちょっと周辺の建物にもなじまなくなる可能性も。

そういう場合は、明るくクリアなパステルカラーではなく、少しグレーを足してくすんだパステルカラーにすると、落ち着いた印象になり、周辺環境とも自然と調和します。

可愛らしいパステルカラーは商業施設ではよいですが、一般住宅やアパート、マンション、学校などの公共施設に使う場合は、少し注意が必要ですね。

●株式会社ブライトプラスでは、建築(塗装)・インテリアのカラーコーディネートのコンサルティングを行っております。

一般住宅、マンション、クリニックなどの外壁塗装やインテリアカラーの提案実績もありますので、詳細は【建築(塗装)インテリアのカラーコーディネートのご案内】をご覧ください。

三浦 まゆみ

三浦 まゆみ

株式会社ブライトプラス代表。カラーコンサルタント&スクールプロデューサー。 カラー業界歴25年、パーソナルカラー診断数6000名以上、カラーのプロ育成数300名以上。ファッション・建築・商品企画などのカラーコーディネートを担当。また、企業、大学、専門学校など250以上の講座を企画した実績をもとにセミナー構築コンサルティングも行う。

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